『HMD試作型メダロット ブループラティ』
かつての『ネオ東京メダロットショー』で展示されたコンセプトモデルの一体。
その後、メダロット社の倉庫にスクラップとして放置されていたところを、大阪支部の開発研究主任のナエが回収。
自らの持てる技術とボーナスを注ぎ込んで、復元と改修を施した。
そして、元気すぎる生徒のパワーに対抗するため自分もメダロットを求めていた、亀山小メダロット部顧問の佐藤玉魚に託されることになる。
ブループラティは現行の市販モデルを、さらに発展、進化させた第3世代型とも言えるメダロットだ。
元々はナエが趣味として復元したようなものなので、試作型フレームや関節構造、専用のウェポンシステムなど、従来のメダロットの制約を完全に無視した機体となっている。
その為にレギュレーションの観点から、正式なロボトルへの参加は認められてることはない。
しかし、競技型メダロットとしての対応を考えないことで、性能を限界まで追求した桁外れのスペックを得ることが可能となった。
メダロットの弱点だった関節部分は強化され、さらにフレーム全体を伸縮柔軟性のある特殊カバーで覆っている。
このカバー自体が、ある程度の対弾・対衝撃性を有しているので、従来のものとは比較にならない耐久性能を持つ。
武装は専用開発されたもので、現行のメダロットとの互換性はないが強力。
右腕の連装ハンドキャノンは、最大級の50口径クラス。
弾芯にタングステンを使用することで、過剰なレベルの貫通能力を発揮する。
左腕には多目的ランチャーを装備。
各種ミサイルやロケット弾の装填・発射に対応している。
頭部には、試作型ながら電子戦装置を搭載。
相手の各センサーを無効化し、反応弾による攻撃さえ回避が可能。
そしてさらに、頭部のパーツには隠された機能があるらしいのだが、今だブラックボックス状態で解析は進んでいない。
…もはやメダロットっていうか、兵器。
ありえないとわかっていても、この手の設定は書いていて楽しいですね。
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